「高級料亭」を知って損はない!いつ行くの?

今でしょ!な皆さんにお届けしたい

私は、ご縁があったおかげで長い間、仕事で「超高級料亭」を出入りさせていただいていて、時にお客様としても立派なもてなしを受け、利用してきた中で、改めてここ一ヶ月で3度も来訪する機会があったため、その経験からご紹介したいと心から思ったのであります

まず、料亭の定義とは何か?

明確なものがあるわけではない。と、wikiも言っている。こちら

良く、誤解されがちなのだが京都などの芸妓さんを呼ぶための「お茶屋さん」(一見さんお断り)と今回紹介する「料亭」では趣が違う。もちろん、芸妓を呼ぶことも想定されているので、風営法を取っているわけだが、京都などでは近隣のお茶屋さんに仕出しすることもあるのが「料亭」である。

・置き屋、見番(芸妓さんが所属する所)
※ここで遊ぶことも飲食することもない、凄く簡易に言えばタレント事務所のようなものである。
・お茶屋、待合(芸妓さんと遊んだり、飲食をしたりするところ)
※料理の提供は自作せず、仕出しを頼む
・割烹、料亭(日本料理を提供する場所、貸席、芸妓を呼ぶことも可能)
※時代と共に待合が変化して料亭になったもの等様々

基本的に完全個室制であった時代が長かったと思うのだが、最近では金田中のようなレストランスタイルを併設している事も多い様に思う。明確な定義はない。とその通りなのだが、多分普通の和食店では風営法を取っていないのではないだろうか?と思うので、その辺りが大きい違いかもしれない。

夜宴

現代の料亭

そう、そんなに年がら年中、芸妓さんを呼んで遊んでいる人が多いわけではない。が、いるのは事実である。なので、昔ながらの高級料亭というのは、それなりにはやっていけてるのだろうと思う。そして、利用してみるとやはり、良いものなのだ。だからこそ、無くならないのだろうと思うが、こういうものは体験しないとわからないし、体験してもその良さがわからないようではもったいないのである。

伝えること、体験すること、それが一番かもしれない。

ここからは私の体験に基づくので店が限られた意見ですけど。

その壱

予約の時からいろいろ違う(笑)
人数、料理のイメージ(金額)、用向きを伝えると「見積書」を作ってくれ、送ってくれる

ご飯予約して見積もりもらうとか、人生であんまり無いです
余程の大人数ならともかくですが、二人の接待や4人の友人の集まりでも作ってくれます
仕事で使うなら、安心だし稟議も通しやすいかと思います。普通の飲食店ではまず出てこないですよね。

その弐

お迎えがいる

最近のフレンチなどではもちろんドアマンのいるお店も多いですが、ドアマンではない。門の入り口に、道路の所まで、車が止まればドアの横に、お迎えの番頭さんがいます。玄関には「下足番」の方が居ます。下足番とは、靴をしまう係の方。時に何十足、何百足を管理されるのです、今では専属の方も少なくなったようですが、靴の減り方で、脱いだ時の感触で、常連のお客様の体調がわかった人もいるとか。

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その参

長い畳、調度品、建物そのもの

基本的に老舗料亭と呼ばれる処は、元々財閥や名門の方のお住まいや別邸だった場所も多く、今では到底運べないようなもの、手に入らないようなものが置かれていたりします。調度品も一級品がさりげなく置かれ、花が活けてあったりするのです。池に泳ぐ鯉だけで億を超える芸術品。お部屋にたどり着くまでの長い畳廊下もなんだか時代劇の様です、お殿様気分はこんな所から感じられるのかもしれません。

その四

お変わりの掛け声要らず

どういうことか?!って、そのまま。
「すいませーん、」という掛け声がいらないのです。お料理を運びながら、下げモノをしながら私たちの飲むペースを図っているかのように、残りちょっとになるとグラスが入れ替わります。もちろん、同じもので?という問いかけも時にあり、話し込んでいると“増えてる”状態です(笑)もちろん呼び鈴のようなものもありません、が、一度も不自由しません。

接待に必要なのはこういう事なのではないかと、本当に勉強になります。
お客様の飲み物が気になる、でも会話を止められない・・とか、無いのですから。お姉さんは忍者なのかと思うくらい、気が付いたら私のグラスを変えていますw
すいませーん、とか、なに飲みます?に慣れすぎた現代人の私は、もうこれだけでマックス!ヤバイ!って感じでした

その伍

四季のお料理と、伝統料理

何を食べても美味しいのは、当然と言えば当然なのですが、やはり頂く場所、その時のサービス、しつらえが揃うと、もっと素晴らしく感じます。大切に頂きたいとおもうものです。
食事を大切に頂くというのは、いいものだなぁと、ゆったりした時間の流れる場所でこそ感じることができるまさに美食をはこういう事を指すのではないかと思う。

その禄

なんでも叶えてくれる

芸妓の手配はもちろん、こだわりのお土産、タクシーチケット、要望すれば多彩に応えてくれるのも料亭の魅力だと思います。もちろん、無理なこともあるでしょうけど、できるだけお客様に寄り添いたいという日本の本来のおもてなしの気持ちがここにあると思います。
政財界からの時代の大物たちを唸らせてきた料亭は、やはり素晴らしいものだと思うのです。そして、それだけの価値がやはりそこにあるわけですね。

もちろん、お高いです。一人4万が相場です。人数と相談次第ですけど。

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よくよく考えれば、トリュフ尽くしで3万のコースにワイン飲むより安いです、接待で、屋で四万使う事もあるでしょう。ふふっ。料理だけじゃない付加価値が思いっきりついた料亭というアトラクションとでもいいましょうか。

日本にこういう場所があるという事を、もっと多くの海外の方にも知っていただきたいし、お金に多少余裕ができたら、是非一度は訪れていただきたい。新しい価値観を教えてくれる場所だと思います。自分が作法を知らない事に気が付かされることも・・・(笑)

最後は宣伝かねて、是非この機会に利用してみたら?

 

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