食べログアルゴリズムの変更に一喜一憂する飲食店

食べログがシステム変更をしたら、3点あがった!2点下がった!

飲食店が一喜一憂している。

なぜそんなことが起こったかといえば、アルゴリズム(算出方法)の変更である。詳細は発表されていない。が、まぁこんな感じと思われる。

・初心者や投稿数の少ないユーザーの加点よりも古参、投稿数の多いユーザーの加点が反映されやすい。(かなりのパワーバランスだったものが今回緩和されたと思う)

数年前に話題になったが、食べログ点数をお金で購入できる問題!が発覚し(代理店などが点数を上げるためにアカウントをいっぱい作ってどんどん高得点を投稿して点数操作をした)そうせざるを得なかった事情も分かる。がしかし、そうなったことでヘビーユーザーの得点が影響されすぎ、たった一人のヘビーユーザーが100人の一般ユーザーを淘汰してしまうような算出方法になっていたように思う。

たくさんのスタッフを使って自店の点数を上げられてしまうようなことは起きてはいけない、がしかし一年に何百店舗も行く人だけの意見が大きく反映されるようなのもどうかと思う。月に一度の外食をしっかり丁寧に評価する人だって点数に及ぼす影響は同じであってほしいだろう。

確かに難しい問題だがAIは日々進化していて、同じ初投稿でもこれは〇、これは×という判断ができるようになるのではないかと思うので期待したい。

一方、味や店の雰囲気の良しあしなどは、好みも大きく左右する。その好みであるか無いかという部分が点数にどのように反映してるかというのも難しい。ある人は好みでないものは低く評価し、ある人は好みでないものは普通、美味しいものを高評価にする。基準点だっていい加減なものだと思う。特に初心者であれば、その基準値は平均値と大きくずれかねない。

だからね、点数なんてあてにならないんだよ。

わかっている。そんなことは百も承知だ。

ただ、上司も同席するその飲み会に、気にしない!と低得点の店を選びますか?と問われれば、選ばないでしょうね・・・。本当にサービスが悪く美味しくないお店なのかもしれないから、仕方ない?

関西の人が、東京のうどんを食べてびっくりするという話はよく聞くが、そのノリで私には合わない!と低評価にしてしまったら? 美味しいまずいなんて、一概には言えないものを売り上げに影響するような形まで広げてしまったサービス食べログ。使い勝手もいい、否定はしない。それに、食べログ自身も点数で店を見極めろ!なんて言っていないのです。

使用している私たちの問題なのですが、食べログの点数に心酔しがちな昨今の風潮に警鐘を鳴らしておきたい。

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