結婚式をできないではなく、やらないでもなく、選択肢にないという時代はすぐそこ

ビジュアル頼みの結婚式には限界がある

昭和=結婚式は絶対やる、やらない人は何かやましい事情がありそう、親も援助する。

平成=結婚式やりたいけどお金がかかるのでできないかな、親は好きにしていいという。

令和=結婚式やるのはお金がもったいないのでやらない、親もやってない。

いいとこの子たちになると多少は印象が変わってきていた。

昭和=結婚式は絶対やる、より豪華に華やかなもので差別化したい

平成=相方ががやりたければ、親も喜ぶので援助を受けてやる。

令和=恥ずかしいのでやらない、豪華な旅行へ行きたい。

どうころんでも

結婚式はやらなくていいが一般化している。

リクルートブライダル総研などの調査は、結婚式をした人や出席者ををターゲットにしているので、減ったシェアの中での顧客の奪い合いには有効だが、根本的なやらない人の意見ではない。自治体などが婚活や少子化対策に取っているアンケートなどを見てみるといい、悲しい現実が見えてくる。

結婚式をしなきゃいけない絵が見えない、見せてこなかった


ドレスを着た新婦が笑顔なだけでは、両親の感動の表情だけでは、根本的な心の芯には訴えかけられていない。これでは、ドレス着なくていいし両親やらなくていいって言ってる、で済んでしまうだろう。

結婚式をしないと後悔する?と煽るサイトもあるが、後悔しているのは40代以上のデータであってこれからの世代が後悔するとは思えない。なぜ後悔するのか、基準がないのに

大金を消費してしまったことへの後悔というのは語られにくい、何故なら大金を投入したものに対して
人は必然性を感じ、やってよかったのだと思い込むし、そう考えるようにできている。自分が損をしたなどと、自らが考えようとすることなどありえないのだから。

が、人はやっていないことへの後悔は語りやすい。
そして半数が当たり前に結婚式をしていた世代では、友人の結婚式という比較や基準が存在するので
後悔というものも存在、生まれやすかったとは思う。これに関しても、後悔しない層が増えてくることは確実で、なんなら豪華な旅行へ行った友人や、素敵な高価な家具の家に住む友人に憧れうらやむ層も出てくるかもしれない。
「結婚式しいてなければうちも素敵なソファーが置けたのにな、、、」とかね。

私は結婚式をしてほしいと思っているし、良いものなのを知っている。けれど、平成に生まれ令和に育った環境の子らが同じように感じるのか、必要なのかと問われれば少し考えも変わってきているのが現実だろうね。

様々な環境の違い、昭和と令和の感動の違いについてはこちらにまとめてみました≫≫
感動する場所は明らかに違うだろうし、今まで素敵だと言われていた要素って妄想?

環境が違う


親との関係性や友人との関係性、SNSなどでいつでも繋がれる環境で育ち、素敵な写真などを共有しなれていて、自身の意見の発信も自由、目立てば打たれる環境も、可愛いのアピールも、私たちが結婚式をやって得られる感動の種類とは感性とは変わってきていると思っている。

平成のころはまだ良かった。親は昭和だし、上司も昭和だし(笑)


ぶっちゃけなくなるわけではないだろう。過去は当たり前に行うものだった結婚式、今でいうならスマホを持っていない人がいないように、絶対だったものから。「腕時計」や「タバコ」の様に当たり前だったのに、人の趣味嗜好によってどちらかといえば不必要なものへ変化を遂げている様々なものの仲間入りをしただけの事。その割に、全国のホテルが手を出している事業であること(昨今出来る新しい外資ホテルは参入しないけど)やそれぞれの地域に結婚式事業の数が多すぎるね。もう、衰退業界だというのになぜここまで多いのか。

これ、競争すれば安くなりそうでしょ?そうでもない。
半分に減ってごらんよ、適正価格に近付いていく。100件できるキャパで50しか実施できなければ固定費含め1客からあげる収益が大きくなくてはやっていけないのだから。10年前の半数になってもやっていける不思議、考えれば怖い。

関わる事業が多すぎる事も簡単に閉鎖できない理由でもある
衣装・美容・花・引出物・司会・演出・クロス・紙アイテム、、、

映像なんかスマホで十分だし、写真だってスマホの方が加工が簡単だし、もちろんカメラマンの撮る写真は美しい、けれど結局SNSに上げやすいのはスマホで撮った写真だよね~みたいな。映像だってyoutubeショート動画数本に編集して送ってもらえる?動画編集技術ってセンスの好みあるよね。広告じゃないんだから、、、みたいなものにしてほしくないし。てか、ブライダル業界の動画編集の価格が高すぎてウケル!

衰退業界なので、これから!な、最新技術や新しい才能が率先して入ってこないので、リフレッシュできないのだろう。


ジジババの巣窟と化すので益々悪化、この世代の収益構造の考え方とか古いので痛みを受けるのがユーザーになりがち。悪循環の渦にぐるぐる巻きにされている印象。

結婚式が娯楽とコミニュケーションの一つであった時代に生きた人と、たくさんの娯楽とコミュ環境にまみれて育った世代、現代の結婚式の魅力が際立っていない割に高いと感じるであろうことは明快。


私が投資家なら、この業界には投資しないな。

さてここまで好き放題書いたのだから解決策でもあるんでしょうね?
と、

自分で書いてて思うわ。好きに語るだけならだれでもできるってね。

まぁ、とりあえず、現状をね、まとめて考えてみたわけですよ。


ここからね、今を生きる子たちにとって、何が最上なのか、素敵なことを提案してあげたいと考えたいと思っています。がんじがらめの収益構造をなんとかせねばならないんだよなぁ~。このままでは結婚式は金持ちの道楽になってしまう。

今のところ、新婚さんにいえるのは
・ルンバより高級炊飯器:安いコメがおいしく炊ける
・フライパン(テフロン)は安いもので焦げたらガンガン買い替えろ:高くても絶対焦げ付くようになるから
・冷蔵庫は大きめにしておけ(特に冷凍庫):共働きなら必須、冷凍できない野菜はない

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