六本木「五十嵐」行ってきたよ!

友人の投稿で目にして以来、気になって気になって仕方がなかった。
どんなことしてでも一度は行くぞー!と気合を入れて予約への道のり(笑)

FBで友人としてつながり、その後、予約枠が発信されるとそこへメッセージを送ってようやく席をゲットできる。しかも席は基本一人で。また、ルールというかお店のコンセプトに納得できるかというような質問に答えることになる。こう書いてしまうと、敷居が高いような、面倒くさい様な風に見えてしまうかもしれないが、秘密の予約グループにさえ入れれば、タイミングで予約メッセージを投げかけるだけなので、それまでのステップを確実に行えばよいように思う。

最近では、毎月1日の繋がるかわからない、昔のちけっとぴあの予約電話のような不毛な行為を続けなくてはいけないような店も実在することを思えば、、ね。

さて、このお店、訪問までにも楽しみ方がある。そのFBグループに基本的なお店のルールに始まり、オーナーの想いが毎日のように綴られる。美味しそうで、早く行きたい気持ちが募る。うまい仕掛けだと思う。気持ちが募りすぎて疲れてしまう(笑)のであえて見ないことも必要だったくらい。

さてお店に訪問してみると、思ったよりも普通で安心する。なんというかね、お店に訪問するまで、日々オーナーさんの熱い投稿を見ているせいで、とてつもなく熱い男が出てくるだろう、、大丈夫かなぁ・・という不安に駆られていたわけです。そうでもなかった。良かった。

いや、普通に考えれば熱いんだろうけど、日々の投稿を見ているせいで麻痺してしまったのかもしれない。とにかくこだわりが強く、プレゼンテーションがうまいことは印象通り、それだけでは収まらない強さも感じたけれど。

一部の不安が解消され、安心して食事に向き合える。五十嵐さんの作る和食はときに優しく、たまに激しく、少し不思議だったりと楽しくさせる。もちろん美味しい。ただこれは、五十嵐さん個人的なものではないようで、オーナーの想いが大きく反映され、プレゼンテーションと共に繰り出されることでの感動までもを踏まえて現しているという事だと思う。そんなことよりも、なによりも、五十嵐さんの人柄がよさそうで、素敵な方で好印象でした。

お料理のメニューは、翌日にFBで全部情報と共に頂けるという徹底ぶり。何とも素晴らしいですよね、なので、お料理に集中して食べて、何食べたか忘れてしまっても大丈夫!こうやって後から記事がいくらでも書けるのだ~わーいわーい。

一人4万円のコース、ペアリングのワインや日本酒含む。
とはいえ高額なので、美味しいのは当然なのではないかな・・・と思っている部分もあります。満腹になるという要素も満たしてくれます。それでも、やっぱり美味しかったし素晴らしかったです。メニュー詳細は最後に。
オーナー曰くの、今月のテーマにあった実験という言葉通り、メニューの中でいくつか実験的なメニューがあって、お客さんみんなに意見が求められたりします。なんだか格付けチェックみたいで面白かった。他のお客さんとも仲良くできました。お店良し悪しの雰囲気って他のお客様の存在が大きく、そういうのも全て含めてお店側が演出し、一緒にいただくという考え方はとても良いと思うし好みです。

良い意味で(私の私的な感想です)
「とても駄々っ子なオーナーの駄々を叶えたお店」なんだと微笑ましく感じました。
本当に素直な方で、
「ねぇ、これ美味しいでしょう?」「ねぇ、これすごでしょ~!」と、嬉しそ~うに言うオーナーがとても可愛らしかったです。俺こういうの食べたかった、俺こういう事したかった、そういう駄々をいっぱいこねて、それを叶える仲間に出会って楽しんでいるのだと思うと、羨ましくもあります。そして私たちは、そのご相伴にあずかっているのだな~と、だから最高に楽しめるのだなぁ~と。

人は伝えられないと気が付かないことも多い、伝えられて初めて感動できることも多い。日本人はとかく男は黙って・・・みたいなことをやりがちだったり、黙っていて気が付いたら「通」みたいなことに捉われがちですが、そういうのが良い時もあれば、伝えられて更に感動が深まることも多い。こちらのオーナーは、そういう意味で、しっかりとプレゼンする。
だからこそ「なるほど」と納得し、更に新しい感動を生むのだと思います。そういう意味でもこちらのオーナーはとても魅力的な方で、面白い方でした。

そういうことが苦手な人には、このお店は合わないかもしれないなぁ。とも・・・。

さてメニューはこちら、これから行く方もいると思うので数点だけ。

後日頂いたメニュー説明をすっかり頂戴し、私の感想なども加えて・・・

琵琶湖産の稚鮎を黒ビールでフリッター仕立て。特に私は上にかかっている、鮎を丁寧に焼き干しして粉にした五十嵐特性鮎塩がたまらなかったです。


旬のアオリイカを三種類の仕立て。ここでは三種類の包丁の入れ方の違いを体験しました。ひとつはへぎ造り(切る、引く)のままのオアリイカを白酢の握りでキャビアを乗せて。2つ目は片面の包丁目でカラスミと合わせて。3つ目はこのわたを乗せて両面に包丁目を入れてねっとりさせた食感で。これはみんなの好みが分かれたりして、会話も盛り上がりました♪


通常は、手打ちのそば粉100%の手打ちそばで〆る。のですが、私は蕎麦アレルギー。
そのことをお伝えすると、なんと!手打ちうどんが用意されていました。事前にアレルギーが重度なのかも聞かれ、前日にそば打ちして粉が舞っているかもしれないことも心配くださいました。当日には、そういったケアまでしてくださったようで、本当に心から感謝しかありません。何とお土産物にも・・・!ふふふお楽しみです。

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