女の子はいつの時代もお姫様に憧れるのかな?

女の子なら一度は経験していると思う
小さい頃、お母さんのウエディングドレス姿の写真を見て、憧れること。

押入れの奥にある、昔のアルバムを見つけ出してきてワクワクしながら開く。そこには大抵、若い頃の母や父の姿、そして祖父母の見たこともない姿。私が子供の頃に見た母の写真にはまだ白黒なんかも混ざってて、やけに古臭く感じたりもした。
けれど、なんだか自分の知らない世界を見るワクワクはとても楽しかった想い出。

その中に一冊だけ、子供心に「別格」なアルバムがあった。

母の結婚式を記録したアルバム

当時はきっと、今のように加工するようなアルバムもなかったのか、それとも母にお金がなかったのかはわからないけれど多分、親戚がパシャパシャとったと思う数々の写真をまとめた一冊のアルバム。写真に淵があるという仕様にも笑みがこぼれます。

ぶれていたり、酔っ払ってる知らないおじさんがいっぱい写っていたり、真っ暗すぎてなんだかよくわからない写真(多分、キャンドルサービス中)もいっぱいあったけど、ドレスを着たママ、着物でカツラのママ、何度も何度も見たものです。
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六つ切りの台紙の写真は、他とは違って大きくて、子供の頃、そんな大きな写真見たことがないから、それもまた特別で。
薄紙をめくって、指紋をつけないように凄く注意しながらも穴が空くほど見つめたものです。

母のドレスはそれまでに見ていた絵本などに出てくる、スカートの膨らみの大きい、フリルが沢山で、リボンがいっぱいついた、ちょうちん袖とは全く違うマーメードラインのシンプルなものでした。
当時は「ママはお姫様じゃないから、お金が無くて大きなドレスが買えなかったんだ」と、子供心に「なんで」とは聞けず口を噤んだ記憶があります(笑)

今なら、当時にしてはセンスのいいドレスを選んでいたと思えるんですけどね。

それでも、それ以降、私の書くお姫様の絵には母のドレス姿が影響したし、バービー人形に着せるドレスもタイトなものを選んでいました。

そして、本当に幸せそうな笑顔の母と緊張した顔の父の顔は今でも目に焼き付いています。

結婚式がなければ、私のこの子供の頃の細やかな思い出はつくられなかった。細やかだけれど、大切な一ページ。
写真だけでもいい、家族だけでも、二人だけでも。

未来、生まれてくる子供の楽しみに「結婚式をするという選択」考えてみませんか?

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